ディーゼルカーの思い出('03.3.15加筆)
1.キハ56形、キハ27形
1997.12.13 キハ56 207+203 苗穂にて
この写真を撮ったときは、普通列車で苗穂駅を通りかかると2両編成で待機しており、正面方向幕はなんと「急行」でした。これは降りて写真を撮らねば、と下車してホームから撮ったものです(写真に写った面の方向幕は「臨時」ですが・・・)。
旭川につくと急行大雪3号が待っています。これはグリーン車キロ26を含む5両編成で、併結作業で車外に出る時間があります。外の空気を吸うチャンスです。旭川からは複線の函館本線で、トンネルの多い区間を過ぎた深川で急行はぼろと併結。あとは石狩平野を南下。札幌が近くなると窓に顔を付けて前を見るとずらりと車両がつながっているのが格好良かった。それもそのはず、所定で11両、盆暮れでは増結○号車というのが数両つながっていることが普通でしたから。車内探検でもグリーン車の曇りガラスの向こうは謎のままでした。窓から眺めるハエタタキに結ばれた鉄道電線の動き、中間に組み込まれた運転台のスピードメーターを眺めたり、連結幌のすきま風に遊んだり・・・クルマ酔いしやすいので子供なりに気を紛らわせようといろいろ観察しました。
車内の掲示板に張ってあった「東日本の特急です(国鉄)」という、485系、583系等、特急の前面がずらーっとならんだポスターが車内で一番のお気に入りでした。
1980.8. キハ56 40 上り急行「紋別」旭川にて併結待ちの停車中
雪の多い1月には、併結列車の待ち合わせでとても待たされたことがありました。遅れがすべてに響くダイヤ設定で、現場の方々の苦労がしのばれます。
図鑑で名前をみてもキハ58、キハ28というのはあってもキハ56、キハ27のことまでは書いてありませんでした。が、その絵がちょっとまどが大きいなとは感じていました(キハ56、キハ27はそれぞれキハ58、キハ28の北海道形、二重窓に上下方向に小さくできた窓、耐寒耐雪装備が特長)。汽車といえばこの「じーぜる」でした。
1983.3 札幌駅に入線するキハ56系 北海道じゅうを走り回った車両。2,3両から最大11両まで、運転台がついている車両があっち向きこっち向きに繋がって走る。これがキハ56系。客室窓の天地寸法が小さいのでスリムに見えます。向かいのホームから「流し撮り」を試みたもの。
1999.6.19 三笠鉄道村に眠るキハ27 幌内線跡に作られた三笠鉄道村には往時の急行編成が眠っています。ここは山の中なので車両の傷みも少ないようです。北海道にいらっしゃったら是非訪れてみてください。ここは車両ファンにとっては時間を忘れる場所です。新たに敷設したものではなく、往時そのままの線路の上にいる姿は現役のままのようです。
1998.7 苗穂機関区を出発するキハ56 200番代 増備車の200番代は前面窓が横に回り込んでいるタイプ。かっこよく感じたものです。屋根上は冷房を付ける準備がされていました。生涯クーラーを載せることはありませんでした。ディーセルカーが入出区線で交換する風景。 変わり種改造車・キハ53形
1987.10.10 深名線朱鞠内駅にて時間待ちをするキハ53 クルマの免許を取ってクルマに夢中になり、鉄道への興味を失っていた頃、ドライブ途中に不思議な車両を見つけました。運転台が両方に付いているキハ56系列の車両です。「あれれ、こんな車両はなかったはず」と思っていましたが、これは2エンジン4軸駆動であるキハ56形に、廃車になったキハ56形の運転台をくっつけた「ニコイチ」ディーゼルカーだったのです。落ち葉や雪で走りにくい深名線などに投入されたようです。山間部のちいさな駅で1両、ぽつんとたたずんでいるところをカメラに収めました。急行色を纏った車両が1両で走る姿はとても不思議でした。
1996.3.14 苗穂工場近くの側線に集められた5両のキハ53 普通列車にしか使わなくなったのだから塗装も替えられてしまいそうですが、オリジナルが似合っていたのでしょう。深名線が廃止になった後は札沼線に移り、そのままの塗装で一生を終えました。廃車を待つ車両が集まる、さみしいシーンです。 北海道形はなくなってしまいましたが、まだ走っているキハ58系、もう一度乗ってみたいです。
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